2024/08/13 17:17

お久しぶりのブログになってしまいました。

なんだか最近バタバタとしていて、ブログを書く以前にカルチャーに触れることができずにおりました…


という中でぐさりと刺さったのが、とあるPodcast。


音声番組「聞くCINRA」の、「#63 話題沸騰『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者の三宅香帆さんが提案するアラサーのための働き方改革【聞くCINARA】」です。

https://open.spotify.com/episode/5aKS5BGNoFmVPkRnAqgvqN


タイトルからして気になる...!という同士の皆さんは是非聞いてみてほしいのですが、今回は特に気になった部分をご紹介したいと思います。



『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』2024年出版/集英社新書



引用元:Amazon.co.jp

https://www.amazon.co.jp/なぜ働いていると本が読めなくなるのか-集英社新書-三宅-香帆/dp/4087213129


こちらの大変話題になっている著書、皆さんご存知ですか?


インパクトのある題名からは、自己啓発書や読書術本なのかな?と想像しますが、実際の内容は明治時代からの読書史・労働史が中心となっているそう。


”なぜ働いていると本が読めなくなるのか”という結論が知りたい読者にとっては、このような背景知識は煙たがられる可能性もあります。


つまり、本からは自分が想像していない情報が入ってくる(まさにこの本のように)。

対してスマホからは、自分の求めている情報・好きな情報しか入ってこないわけです。


それこそが、忙しい人が読書を避けてしまう理由であり、同時に読書の魅力でもあると、著者の三宅香帆さんはお話されていました。


自分が求めていなかった情報が案外面白くて、気分転換になったとか興味関心の世界が広がったとか、そういう経験がある方も多いのでは?


私自身、本や映画といったカルチャーが好きな理由はそこにあるのに、疲れているとついスマホを無心で眺めてしまいがち。

スマホから離れないと得られない栄養もあるよ!と自分に言い聞かせたくなりました。




仕事と暮らしと人生と


「仕事は人生のことを考えてくれない」


これはPodcastの中で三宅さんが発された言葉。(パワーワードすぎる…と思わずふらつきました)


三宅さんは、働いていると本が読めなくなる原因として、"全身全霊で働く"社会構造を指摘しています。


全身全霊で仕事をすることは、当然素敵なこと。でも、自分の人生ってそれだけじゃないよね、という考え方を提示していて、まさしく...と共感せざるを得ませんでした。


仕事に対する考え方・プライベートとのバランスは人それぞれだと思いますし、労働問題は正直全然分かりません。


でも、心身の健康を保つことは何より大切だよね…と思う。

そして、「仕事は人生のことを考えてくれない」という冷静な目線は、時に自分を助けてくれるかもしれない。と感じます。


Heartleyが目指しているのは、暮らしの中での些細な癒しを提供すること、心が喜ぶようなきっかけをつくること。

なので、Heartley流に、こういった問題ともつながりを持っていけたらいいな、と思う次第です。




Podcastのおすすめ


ご紹介した音声番組「聞くCINRA」は、カルチャーメディアCINRAさんが配信しているトーキングプログラム。


カルチャー好き目線で面白いというだけでなく、今回のようにソーシャルな要素も多くておすすめ!(対談形式も心地よいです〜)

気になった方は他の会も聞いてみてくださいね。


ご紹介したPodcastの内容はこちらの記事にも↓

https://www.cinra.net/article/2307-kahomiyake_iktay

CINRA『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が、働く現代人に刺さる理由。三宅香帆さんインタビュー


働き方の話ではないですが、まだまだ酷暑の日々も続きますので、皆さんどうぞご自愛くださいませ。

ではでは、また次回もお楽しみに。 Heartley店主 Kanano