2025/05/06 20:42
とっても久しぶりのブログになってしまいました…
何かプラスアルファで出来ることは、と考えて始めたこのカルチャーブログですが、都内の展覧会情報がメインになってしまっていて、どこまで皆さんに楽しんでもらえているのかな?内容を変えた方が良いのでは?など考えていて手が止まっていました。
未だ結論は出ていませんが、1人でも読んでくださっている方がいるのならやってダメなことはないよね!と手を動かしてみることにします。
25年もあっという間に5月に突入。
目まぐるしい日々の中で、少しでも安らぎの時間、充電できる空間をご提案できますようにという願いを込めて、おすすめ展覧会を3つだけご紹介します。
1つ目は、インテリア好きさんに刺さりそうなこちらの展示から。
ル・コルビュジエやアルヴァ・アアルト、ミース・ファン・デル・ローエ…20世紀建築家たちによる14邸を中心に、住宅建築に焦点を当てた構成。
当時生まれた新たな技術を用いて建てられた機能的で革新的な住宅は、社会や風土と関わりながら波及していき、人々の暮らしも大きく変えていったのだそうです。
この展示の面白いところは、図面や模型、家具や写真などで紹介された名宅とともに、共通課題としての7つのストラテジーが取り上げられていること。
順路のない会場では、衛生・素材・窓・キッチン・調度・メディア・ランドスケープという7つの観点と、それぞれの住宅とを自由に行き来しながら鑑賞することができます。
こだわりの詰まった美しい住宅や家具を楽しみながら、”住まい”というものの面白さを感じられるような内容。
新国立美術館で6月30日まで開催中です。
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ
2つ目は、20世紀前半のヨーロッパで創作活動を行ったアーティストカップルにフォーカスした展覧会。
妻のゾフィー・トイバー=アルプは、テキスタイルデザインから始まり、独自の色彩や幾何学研究をもとに絵画や空間装飾なども手掛けたアーティスト。
夫のジャン・アルプは、詩人として活躍しながら、コラージュや彫刻の創作も行っています。
1910年代半ばに起こった”ダダイズム”(伝統的な芸術・秩序を否定した「反芸術」運動)や”デ・ステイル”(水平線や三原色などの普遍的な様式で表現される造形理念)など、当時の様々な前衛芸術に深く関わった2人。
幅広い作品自体はもちろん、それらに息づく自由なクリエイションを楽しむことができる内容になっています。
アーティゾン美術館にて6月1日まで開催中。
最後にご紹介するのは、抽象絵画の先駆者とも言われるアフ・クリントの大回顧展。
スピリチュアリズムから独自の抽象表現を生み出した彼女。
さらには、その精神的世界と、天文学や物理学といった化学的世界とを融合し、作品へと昇華していったのだそうです。
3mを超える10点組の超大作を筆頭に、日本初公開の作品が約140点も展示された大ボリュームの展示。
圧巻されつつも、店主が展示全体を通して感じていたのは”癒し”。
ぜひもう一度訪れて、背景の思想も読み解きながら再鑑賞したいです。
東京国立近代美術館にて、6月15日まで開催中。
モダン・アートにおいて重要な存在として評価されているアフ・クリント。必見だと思います。
字数制限でサラッとしたご紹介になってしまいましたが、どれか気になる展覧会はありましたか?
展覧会の感想や、ブログテーマのリクエストなどなど、お気軽にDMいただけたら嬉しいです。
引き続き、土曜日の入荷も楽しんでいただけますように!
Heartley店主 Kanako
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